早くも3月。卒業の時期ですね。
あいにくの雨ですが、春が近いなと感じる気温ですね。
さて、2月27日(日)第39回定期演奏会を無事終えました。
今回のプログラムはロシア音楽をメインに取り上げましたが、リハーサル初日に、まさかのタイムリーな出来事が起きてしまいました。
演奏者一同複雑な思いを抱えながらの4日間を過ごし、本番を迎えることとなりましたが、晴天に恵まれ、オミクロン株の影響がありつつも、多くのお客様に会場に足をお運びいただけましたこと、心より感謝申し上げます。
指揮の松村氏の丁寧なアプローチのもと、完成するのか不安があった、芥川也寸志「絃楽のための陰画」九州初演が叶いました。響ホールの舞台スタッフの皆様のお力による神秘的な演出、特殊な配置によるステレオ効果により、不思議な体験をしていただけたのではないかと思います。
ショスタコーヴィチ「室内交響曲」では政治に翻弄された作曲者自身のレクイエムとして作られたという説もあり、その背景と今の情勢に思いを馳せ、ストラヴィンスキー「ミューズを率いるアポロ」では太陽神アポロが天上へ昇っていく終曲で平和への祈りを捧げるように幕を閉じました。
定期演奏会が終わり、停戦の兆しが見えつつあるようですが、一刻も早く安心して暮らせる日々が戻ってくるように祈っております。
有料ライブ配信は3月1日(火)23:59まで視聴可能です。ぎりぎりまでご覧いただけますので、ぜひのぞいていただければと存じます。https://sarae-music.stores.jp
定期演奏会開催にあたり、チラシやプログラム制作をしてくださったd-cube Studio様、曲目解説を引き受けてくださいましたスリーシェルズ西耕一さま、響ホールのスタッフの皆様、公演を支えてくださいました関係者の皆様、公演をご覧いただきましたお客様に心より感謝申し上げます。
次回第40回定期演奏会は11月20日(日)、指揮に澤和樹氏、コロナウィルスが収束していればスペシャルゲストにお越しいただけるかもしれません・・・!
詳細が決まりましたらお知らせいたします。
今後も響ホール室内合奏団をどうぞよろしくお願いいたします。
引き続き、お身体にお気をつけて、日々お過ごしくださいませ。